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モチノキ
    056      野草アルバム   サルトリイバラ
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 サルトリイバラ
          ユ リ 科

 、佐賀県では、山野に普通に見られ、マンジュノハ、イゲシバ、ガメノハなどと呼ばれ、親しまれている。
 当地では通常カシワを見ることができないので、葉をカシワ代わりに饅頭やダンゴを包んで蒸すのに使われる。
 サルトリイバラの名前は「猿捕りいばら」で、茎のとげに引っかかって人に捕らえられるという意味。
  葉の柄の下部の托葉は、生長して巻きひげになり、他物に巻きつく。左の写真は巻きひげが伸び始めたところ。

 
巻きひげが支柱を1巻きする時間は3〜8時間で遅い。他の植物の例は

キュウリ・・・3分。スズメウリ・・2分.
カラスウリ・・8分。ヤブガラシ・・8分
 ↑雌花:花柱の先は3つに分かれる。



                   →
     山中には、時折、左写真
    のような幼苗状なものを見
    受ける。大きくなることはほ
    とんどない。伐採などで光り
    が射す等生育条件が整うま
    でじっと我慢している。
     ↑雄花 おしべは6個





 赤い果実は猿が好んで食べるので猿わなを仕掛けると時に使うといわれる。