HOME
センニンソウ
    089    野草アルバム    ニワトコ
list

コガクウツギ
ニワトコ スイカズラ科 ニワトコ属
花は4月、果実は6月
本州〜九州、朝鮮、中国に分布.
県内の山地に普通に見られる.
樹高2〜6mの落葉小高木。花は小さく径5mm、小花が集まり泡状
小さな花が円錐状集まり泡のよう  一花の姿。中央はめしべ、5つの黄色は雄しべ 花の付き方。右下の2個は幼果

  ニワトコの名前は、鶏の止まり木に用いたことに由来。

 漢名では接骨木。その由来は骨折の湿布に葉の黒焼きを用いることによる。

葉,花は発汗,利尿,打ち身,打撲,関節痛に用いる。

 小鳥の病気に煎じて飲ませた。
花序枝の一部を分離したもの 花を横から見たもの。右2個

 昔から農家の庭先に植えられ,春は早く新芽が出るので,若葉を苗代にすき込んで(苗代草)肥料にした(田木,田草)。

 葉は山菜料理に使われるが,下痢を起こした例が時折発生している。

 枝の内部の髄は顕微鏡撮影の時,切片をつくるのに用いた。 
果実は約5mm小球形 花撮影の時,桜花が散っていた