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ニシキギ

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ツボクサ(坪草)  セリ科
 ツボクサの名前は、庭先に生えることに由来する。古くは、庭のことを坪(ツボ)といい、垣根で仕切られた庭を坪庭と呼んだ。

 花が目立たない路傍の野草の一つ。関東以西の日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリア、アフリカ、コーカサスなどに分布する。茎は地面をはって伸び、節々から根と径2〜5cm、ほぼ円形の葉を2〜4枚出す。

 花は小さく、5〜6月、葉の柄のもとに3(1〜5)個が集まってつく。直径2mmで花弁は暗褐色5枚、雄しべは5個で葯は黒紫色。

 近年、インドでは、神経機能や記憶力を正常にし、活力をよみがえせる薬草として使用されている。また、野菜として用いている。  
茎は地面をはって伸び、節々に葉と根を出す 花は葉のもとにつき、1花序に2〜5個
葉はほぼ円形で基部は深く切れ込む 公園の側溝に繁茂したツボクサ 全体の姿
花部の拡大