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ナンキンハゼ
108 野草アルバム  ホンゴウソウ(本郷草) ホンゴウソウ科 List
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     75年ぶりに確認された小さな希産植物 ホンゴウソウ
 昭和7年御船山植物観察会が行われた折、参加者の一人が昼の休憩時に採集し、講師に招かれていれた牧野富太郎博士が同定された。これが佐賀県におけるホンゴウソウの発見第一号であった。それ以来久しく見たものはなかったが、平成20年夏、井上英幸氏が唐津市厳木町で発見した。
  暗い林の下の落ち葉の間や腐った木の切り株などに生えるみどりのない多年生の腐生植物。茎の高さは3〜13cm。葉は鱗片状で長さはわずか約1.5mm。花は7〜10月。果実は集まって径1.5-2mmの球形の集合果となる。植物名は最初の発見地三重県の本郷を記念したもの。
竹の落ち葉等に生えていた 植物名は最初の発見地三重県の本郷を記念したもの
果実は集合果 茎の高さは約10cm       井上英幸撮影