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古代巨木

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 ユキノシタ ユキノシタ科 (雪下)
 薬草として、また、庭園に植え涼を添える可憐な草本として知られる。本州、四国、九州、中国の湿った岩場などに分布する多年草。

 名前は、雪のような白花の下に葉が見え隠れするため。雪の下でも葉が枯れないため。「雪の舌」で2枚の垂れ下がった花弁を雪に例えたなどの説がある。葉は厚く、両面に粗毛がある。普通、上面は暗緑色で白斑がある。下面は暗赤色。花は5-6月頃。

 葉は煎じてむくみの利尿、解熱、咳止めに使う。また、民間では、生葉をもんだり、火にあぶり腫れ物にはる。葉汁は耳だれの薬にした。
 葉の表面の脈に沿って白斑が入らない品種。花弁に紅斑が入らない品種もある
  根元から地上を這う細枝を伸ばし繁殖する
 
下側の花弁2枚は長短があり同一でない 上側の花弁3は紅紫色の数個の斑紋があり卵形。基部は黄色。下側の2個は長楕円形 茎は赤褐色で細毛がある