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シシウド カギカズラ
ナンテン(南天) メ ギ 科
 茎高1.5〜3mの常緑低木。中国、インド、日本の暖地に分布する。日本の野生品は、栽培品の種子が拡がったものとする説もある。
  名前の由来は不詳.中国では葉が竹に似ているところから南天竹と呼ばれ,果実が赤くなるので南天燭とも言った。
 ナンテンを難転に掛けて鬼門に植え、難を転じ,めでたい木として祝事に利用される.また、幹で長寿箸を作る。さらに、葉には細菌の繁殖を抑える作用があるので、祝いに贈る赤飯に添える。
 ナンテンは春から秋初めの花、果実の未熟期までは目立たないが、実が赤く熟すると目立ち、生け花や咳止めに用いる。果実には白色と赤色があるが咳止め効果に相違はない。
開花は5〜6月。花弁白、おしべ黄色 赤熟した果実を咳止めに使う
シロミナンテン(右側)は実、葉とも赤味がない 霜をつけ、紅葉したナンテン葉 雪をかぶったナンテン