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ヒキオコシの大霜柱(オオシモバシラ)=氷の花 佐賀県内にはシモバシラ(シソ科)は分布しないので、残念ながらシモバシラの霜柱を見ることはできない。しかしながら、この度、シモバシラと同様の霜柱がヒキオコシで生成 するのを観察できた。 霜柱はこのほか、サルビヤ、アキチョウジ、カメバヒキオコシ、シロヨメナ、カシワバハグマ、アズマヤマアザミなどで確認されている。 【霜柱−氷の花ができるわけ】 多年草では、初冬に葉、細い枝は枯れても、下部の茎は、まだ根から水分を毛管現象で吸い上げる力の強いものがある。 茎を上昇した水分は、茎の途中からしみ出で外気にふれて氷の花が咲く。水がしみ出る裂け目は氷ができる度に大きくなり霜柱はついには見られなくなる。 1 |
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発達したヒキオコシ根元の霜柱 | ヒキオコシ | 発達したヒキオコシ根元の霜柱 |
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溶け始めた霜柱 茎の皮は剥げている。 |
地面から約30〜40cmの高さまで付く | この茎では、下部だけに霜柱が生成するようになっている。 |