Home | 086 野草フォトアルバム ヤツデ | List
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ヤツデ (ウコギ科 ヤツデ属) 八 手 | ||
■掌状に裂けた大きな葉が特徴。テングノウチ ワ、テングノテ、オニノテなどとも呼ばれるる。 ■葉に魔力を防ぐ呪力があると信じられて玄関 や庭に植えられる。日陰、大気汚染に強いこと から都市緑化にも使われる。 ■名前は、葉が多数に裂けた様子を八裂の手 に例えたもの。八は多数を意味する。 ■日本特産。茨城県以南の本州、四国、九州、 沖縄の海岸に近い林内などの暖地に分布する。 |
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■開花は11-12月。雌雄花が同居するが 自家受粉をさけるため、雄しべ(写真上段 右)が先に開いて花粉を出し、2-3日後に 花弁と雄しべは落ちて雌しべが熟する。 |
花弁5、雄しべ5本(写真上右)、雌しべ(花柱) 4-6(写真下左)。果実は翌年4-5月に黒紫色に 熟する。偏球形で直径7-11mm。 ■鹿児島では、近隣に伝染病が発生すると※ |
※部落や家の入口に縄を張り、ヤツデ、 ナンテン、コショウを吊し「なんでん来た ときは八手で捕まえ、こしょうを食わせ て毒を消す」といい疫病を払ったという。 |