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017　　　　　　野草アルバム

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知られた樹木の目立たない花 　 エ ノ キ（ニレ科）の花 Celtis sinensis Pers.var.japonica Nakai 新葉が出る時期は、また、花の開花時期でもある。エノキは出葉と同時期に開花を迎える。 　果実は木の実鉄砲の弾に使うなど知られているが、花を知る人は少ない。今が花の観察の時期。雄花と雌花は同じ株につき、雄花は新枝の下部に、両性花は上部につく。	エノキの名の由来：明らかでないが、小鳥が好んで実を食べるので、餌の木ではないかいう。 　「榎」の字は、道路脇の一里塚などに大樹がよくあり、夏に木陰を作るので、夏の木の意味の和字。 （写真左：上は両性花、その下は雄花。右：花期がやや過ぎの両性花。上部の褐色は雌しべ、その下の膨らみが実に成長する。）