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フジバカマ
    103  野草アルバム   メナモミ、 コメナモミ
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オガタマノキ

メナモミの花序:腺毛有、茎に長毛有

メナモミの茎葉:長毛がある
メナモミ  キク科
コメナモミ キク科

■花に多くの目立つ腺毛があり、粘液を出し、人や動物に付着して果実を散布する。

 コメナモミの花序。花柄には腺毛なし

 メナモミ(左)、コメナモミ(右)の比較

 コメナモミの茎葉:毛は少ない。
 茎高35-100cm
メナモミ(左)、コメナモミ(右)の比較
■日本、朝鮮、中国の山野に生える1年草。
■メナモミの名前の由来には数説がある @昔、強壮薬の「神麹」を作る際、キク科のオナモミの未熟果実をもんだ汁を加えて発酵させて作った。オナモミをもむことから別名ナモミ(菜もみ)となり、後にこれより小形のナモミを雌ナモミと呼ぶようになった。
■Aメナモミの名前はメは雌の意味で、オ(雄)ナモミに対して、外見が優しいことに由来し、ナモミは衣類などに付着する意味の「なずむ」の転訛ではいかといわれる。

■昔はマムシにかまれたとき、この葉を用いたようで徒然草に、 「めねもみといふくさあり。くちばみにさされたる人、かの草を揉みて付けぬれば、即癒ゆとなん」とある。
 メナモミの花拡大:頭状花の苞片は細長,へら状で5個。腺毛多数、粘液を出す。
 コメナモミ花拡大:花の形状はメナモミに同じであるが茎葉等小振り。


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