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イスノキ マンサク科
 植物の春は慌ただしい、開花、結実、出葉、一部の常緑樹では新旧葉の交代が一斉に起こり春の色を変える。 そんな中、花は目立たず見過ごされるのに代わって、異様に見えるたくさんの虫こぶが人目を引くのはイスノキ。
 
 大きく成長した虫こぶは、中は空洞で一つの穴があり、この穴を吹いて子供の笛となることで知られている。

 関東以西の日本、済州島、台湾の暖地に分布。生け垣や防風林に使われる。

 イスノキは木質が硬く、ち密であることから、そろばんの玉、琵琶のバチ、床柱、火もちのよい木炭材、また、櫛(クシ)の材料をに使われクシノキとも呼ばれた。
葉にたくさんついた虫こぶ 花 先が左右に湾曲した雌しべ、楕円形の雄しべ
大きく成長した虫こぶ 中は空洞 イスノキの花 花びらはない 果実